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安全・安定輸送への取り組み

運転事故防止・労働災害防止

東海道新幹線の安全・安定輸送を支える上で、安全を脅かす事象(運転事故)の発生を防ぐことは当社の大きな使命でもあります。お客様に安心して新幹線をご利用頂くためにも、車両のメンテナンスにおけるヒューマンエラーの「ゼロ」を達成することを目標に、社員一人ひとりがルール遵守の高い意識を持ち続けることや、エラーが起きない体制を構築することで運転事故防止に努めています。

また、安全な輸送の提供に努める者として、労働災害防止への取り組みにも力を入れています。

運転事故防止・労働災害防止のいずれにおいても、「安全最優先」が社員一人ひとりの重要なキーワードとなっています。

ヒューマンエラー防止

日々の作業におけるヒューマンエラー防止

新幹線のメンテナンスには多種多様な作業がありますが、これら全ての作業においてマニュアルを作成し、標準化を図るとともに確実な遂行に努めています。マニュアルに沿ったルール通りの作業を行うことがヒューマンエラー防止につながる第一歩となります。さらに、手順通りに作業を進めていくなかで社員一人ひとりが指差喚呼を実践し、対面対物確認を行うことにより、一つひとつの作業を確実なものとしています。また、作業後はタブレット端末によるチェック表を用いて、正しく作業が完了したことを必ず後確認し、作業の確実性をより一層高めています。

過去事例集の作成と活用

過去に発生したヒューマンエラー及び労働災害事例から注意すべきポイントを学び再発防止に努めるため、過去事例集「これだけは忘れない」「これだけは守ろう」を制定し、社員一人ひとりがいつでも活用できるように全社員に配備しています。また、作業前の点呼時には、この過去事例集の中から一例をモニターに映して、作業者全員で注意をするように意識付けを行ってから作業に就くようにしています。

 

過去事例集 過去事例集の作成と活用

労働災害防止の取り組み

労働災害の根絶に向けた取り組みとして、ルールの遵守、基本動作の徹底及び声かけ・応答の定着等により安全最優先の文化を醸成しています。また、VRなどの最新技術を活用した実践的教育訓練や近年の猛暑対策として熱中症対策の推進に取り組んでいます。

 

労働災害防止の取り組み 労働災害防止の取り組み

KY活動の推進

KY活動の推進

KYとは「危険予知」を意味しており、職場で起こる事故や災害を未然に防ぐことを目的に、その作業に潜む危険を予想し、指摘しあう訓練を行っています。作業前の点呼時にイラストや動画を使って、起こりうる事故や災害の危険を出し合い、作業者で共有し、事故防止を図っています。

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